マインドフルネスではよく「今」を意識しやすくするために呼吸に意識を向けるようにします。

呼吸はどんな時にでも生きている限り動き続けてくれているからです。

なので、慣れてくればどんな場面にでも意識を呼吸に戻し、今の自分に戻りやすくしてくれます。

ただ、呼吸以外にも無数に「今」に意識を向ける練習はできます。

一例として読書をする場合：

読もうとする本を手に取り、集中して読み続ける事ができる場合と、そうでない場合があると思います。

何故だと思われますか？

簡単ですよね。

それは集中できていないからですよね。

理由はさまざま。

・特に興味のない本（借り物・衝動で購入した）

・宿題のため

・時間の焦り（時間の制約など）

・その他いろいろ

ここで共通することは楽しんでその時間を過ごそうと出来ていないからですね。

なので、読んでいてもいつしか本の内容ではなく、心のざわつきを読み返し続けてしまう。

（明日の事、昨日の事、などなど）

又は、本の内容と自分の過去と照らし合わせてしまい、違った方向に進んでいるのかもしれません。

ここでの練習としては「今」、自分が何をして いるのかに意識を向ける事

心のざわつきが出るたびに、今、自分は本を読んでいる事に気づき、意識を戻していく。

雑念を無視するのではなく、今、自分は本を読んでいるから、また後でね！というような感じ。

もし、雑念の理由がその場所や読む姿勢などが原因の場合は、静かな場所に移動したり、読みやすい姿勢に変えるなどに気づくことも大切

人は無意識の行動についつい心を乱されがちです。

しかし、無意識が全て悪いわけではありません。

ただ、どんな事も始める時は意識していたはずですよね

歩くこと、走ること、ご飯の時はお箸などを持つこと、などなども、初めはは意識していたはずです。

ただ、慣れてくるとそれが無意識になっていきます。

思い出して欲しいことは本を読める自分ということに。

いろんな事を知りたかった事に。

手にした事に、何かの意味があるのかもしれない事に。

そして今、大切な時間に本を読めている自分に。